ヘルパーが思うこと⑫:がん患者の利用者様について
- クリオ ラボ
- 5月14日
- 読了時間: 2分
更新日:5月15日

弊社のヘルパーが普段の業務で考えていることや心がけていることを、率直にお話しします。
第12弾はがん患者様の介護について、ヘルパーの体験談をご紹介します。
がんと闘う利用者様と、どう寄り添っていけば良いのでしょうか?
ご家族様や他社のヘルパー様の参考になれば幸いです。
🙁高齢のがん患者様では手術を選ばない方も多く、ターミナル期になると、いかに安楽に暮らしていただくか、疼痛管理の重要性を感じます。
😞私の父も肺がんでした。最期は非常に痛みが強くなりましたので、苦痛をできるだけ取り除くケアが必要だと強く感じました。
🧑⚕️大腸がんでストーマ(人工肛門)を装着された方がいらっしゃいました。ご自宅では医師の指示に従い、看護師さんやヘルパーの支援を受けながら、上手に生活されていたように思います。
😠30代〜50代の若い世代の末期がん患者様と関わることもありました。脳腫瘍や膵臓がんなど、難治性のがんが多かったです。ご本人が若いため、そのご家族も若く、中には配偶者が妊娠中というケースもありました。ご本人のケアだけでなく、ご家族の精神的なケアも大切だと実感しました。また、医師・看護師・複数のヘルパー事業所が関わることが多く、短期間でのケアとなることが多いため、迅速かつ確実な連携が求められました。
😰末期がんで日中はお一人で過ごされていた方に、透析通院の介助や食事の準備をしていたことがあります。救急搬送を希望しないというご家族の意向があり、体調に変化があった際、次の仕事が控えていたため、看護師さんに連絡はしたものの、ケアマネジャーと看護師どちらの到着も待つことができなかったことがありました。
😔これまで多くのがん患者様と関わらせていただきました。がんが転移して苦しまれる方も多くいらっしゃいましたが、同時に認知症が進行する方も少なくなかったと感じています。
がん患者様の介護は決して容易ではありませんが、利用者様とご家族に寄り添い、心を込めたケアを提供してまいります。
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