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クリオだより

ヘルパーが思うこと⑥:ヘルパーが考えるケアのあり方その人らしさを尊重し、安心感を与えるケア



私は、ケアを通じて利用者の方が自分らしく、安心して過ごせる環境を作ることを大切にしています。PCC(パーソン・センタード・ケア)の理念に基づき、利用者一人ひとりの人生経験や個性に寄り添い、その方にとって心地よい時間を提供することを心がけています。



懐かしい物を通じた楽しい会話

たとえば、黒電話など、今ではあまり見かけなくなった昔の物を話題にすることがあります。こうした話をすると、利用者の方は懐かしい思い出を振り返り、その当時のエピソードを語ってくださいます。私自身も、そのお話に耳を傾けるだけでなく、なぞなぞやクイズのように楽しんでいただける工夫をしています。こうしたやり取りを通じて、自然と笑顔が生まれ、リラックスした雰囲気での会話ができることをいつも嬉しく感じます。



過去の経験に寄り添った声かけ

また、利用者の方が過去にどのようなお仕事をされていたのか、どんな生活環境で過ごしてこられたのかを理解し、その背景に配慮した声かけを心がけています。

たとえば、以前農業をされていた方にはその話題に触れたり、商業に携わっていた方には仕事に関連したお話を伺うことで、より自然に会話が弾みます。こうした会話を通じて、利用者の方に「自分のことを大切に思ってくれている」と感じていただけるよう努めています。



日々のコミュニケーションの積み重ねが、信頼関係を築く鍵だと思っています。信頼が深まることで、利用者の方が安心感を持ち、自分らしく過ごせる環境が整っていくのを感じます。利用者一人ひとりに寄り添い、その人らしさを尊重したケアを提供することが、私の目指すケアの在り方です。

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