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クリオだより

ヘルパーが思うこと⑦:「低活動型のせん妄」や「うつ」への対応



弊社のヘルパーが普段の業務で考えていることや心がけていることを、率直にお話しします。第七弾は、利用者様の「低活動型のせん妄」や「うつ」への対応についてです。

ご家族様や他社のヘルパー様の参考になれば幸いです。


利用者様が「身体が動きにくい」「やる気が出ない」「退屈や不安を感じる」といった状況にある場合、どのように接するかは重要な課題です。



・興味を引き出す会話の工夫

利用者様の興味を引きそうな話題を探し、積極的に会話を行うよう努めています。特に昔の思い出話などは、比較的思い出してお話しされることが多く、楽しそうにされる様子が見られます。

一方で、会話を望まれない場合には、無理にお話をせず、静かに寄り添います。一緒にテレビを観たり、お身体をさするなどして、安心できる時間を提供しています。


・お気持ちに寄り添う姿勢

最初から無理に励ますことはせず、利用者様のお気持ちに寄り添いながらお話を伺うようにしています。その上で、徐々に気持ちが前向きになるよう配慮し、慎重にお声がけをすることを心がけています。


・過活動型の認知症やせん妄への対応

過活動型の認知症を伴う利用者様では、早朝にせん妄の症状が見られることがあります。たとえば、ヘビがいるとセキュリティ会社に連絡されたり、テレビの音量が高い状態で「話し声が聞こえる」と警察を呼ばれたりするケースがありました。

そのような場合でも、否定することなく、利用者様のお顔を見ながら笑顔で対応するよう努めています。安心感を持っていただけるよう配慮し、ゆっくりとしたペースで関わることで、落ち着きを取り戻していただいています。

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